![](https://suemisa.com/wp-content/uploads/2019/11/310089F6-7ECB-47D6-A092-7E1D1C34D305-500x369.jpeg)
ケーキ生地をつくるときには、どんなレシピを調べても
小麦粉がダマにならないように!
グルテンを発生させないように「切り混ぜ」しましょう。
と書かれていますよね?
それはなぜか?実際にダマになった生地でケーキを焼くとどうなるのか?
![](https://suemisa.com/wp-content/uploads/2019/11/26B1924E-9753-403E-8734-043A715D4A7A-500x372.jpeg)
材料の配合は同じなのに、味に違いはあるの?
焼き上がりってどれぐらいの差ができるの?
に興味をもったので、「やってみよう」と思い実験してみました。
検証概要と使用したレシピ
別立てのスポンジケーキ作りで、材料を入れる順番を変えて
- 正しい手順で作った生地
- グルテン発生した(小麦粉がダマになった)生地
で比較してみました。
* まぜ方はどちらも「切り混ぜ」です。
もちろんどちらも同じレシピです。
![](https://suemisa.com/wp-content/uploads/2019/11/CB8C4B16-8BB6-4795-8882-B4BCBFFA1C16-500x375.jpeg)
5号ケーキ1台分、もしくは4号の3段ケーキ1台分
- 卵:1こ
- グラニュー糖:30g
- 薄力粉:30g
- 無塩バター:10g(これを溶かして使います)
- 牛乳:5~10g
それぞれの作る過程と焼き上がりに、どんな違いがあるのか?
検証してみました!あなたのお役に立てれば幸いです^_^
別立てスポンジケーキ作りでの成功と失敗の比較
ではまず、正しい手順で作ったスポンジケーキから見ていきましょう。
以下は成功例です。
![](https://suemisa.com/wp-content/uploads/2019/11/822C3BC3-1E47-42F6-A410-9F0DB221A3A4-500x373.jpeg)
型に流す直前の生地は、こんな感じです。
ふわふわとろっとしていて、すでに美味しそうです…♡
別立てスポンジ作り(成功編)
作り方について、詳しくはこちらの記事で解説しています。
焼いてみた結果!
![](https://suemisa.com/wp-content/uploads/2019/12/24909B0D-0703-49D0-9E8C-F4A29F1E58FD-500x375.jpeg)
3段目までしっかり焼きあがっています。
ふんわりしていて、高さもあります。
切り分けた断面をみてみると?
![](https://suemisa.com/wp-content/uploads/2019/12/830B5F01-09E2-46F7-A233-14C0A7C702D6-500x375.jpeg)
型から取り外すとこんな感じに。うん、美味しそう!!
真ん中が生焼けすることもなく、全体的に均一に焼きあがっています!
そして、色合いも綺麗でクリーム色のような黄色をしています。
では続いて、ダマになった記事でケーキを焼いた時をみていきましょう!
ダマになった生地で作ったスポンジケーキを焼いたら?
では次に、手順を変えて「グルテンを発生させて」作った方を見ていきましょう。
以下は失敗例です
![](https://suemisa.com/wp-content/uploads/2019/11/CFFD96C5-8475-4486-969B-9114DD6438AD-500x373.jpeg)
型に流す直前の、生地の状態はこんな感じです。
ダマになったもろもろなところと、液体でドロドロなところが混在していますね。
え!?これ本当にケーキ作りであってる?
って自分に聞きたいくらい不安になる生地感です〜(汗)
一応、グルテン発生スポンジケーキのやり方も載せておきますね↓
スポンジケーキ作りでグルテンを発生させるやり方
- 卵黄と卵白に分ける
- 卵白をメレンゲに。…A
- 卵黄に砂糖をひとつまみいれ、混ぜる。…B
- Bに小麦粉を入れて切り混ぜ。
- Bに溶かしバターと小麦粉をいれ、切りまぜ。
- 最後にAをBに少しずつ入れて、きり混ぜ。
- 型に流し、170度30分で完成。
正しい手順と変更したのは、上記の④~⑥の部分です。
グルテン発生生地の焼き上がりは?
![](https://suemisa.com/wp-content/uploads/2019/11/7929DEE4-13DF-4DCD-83B8-AC401224779C-500x375.jpeg)
型に入れる前から、生地量が少なめだったので
![](https://suemisa.com/wp-content/uploads/2019/11/21653558-E313-4613-B37D-384659AEBAA1-500x375.jpeg)
出来上がったのは、2段目まで。
![](https://suemisa.com/wp-content/uploads/2019/11/C9115963-A7ED-41B4-9539-BE5DE5F5C1FF-500x375.jpeg)
グルテンでダマになったところが、「黄色く」点在しています。
生焼けのような仕上がりに…。
食べてみると、黄色の塊のところがもちゃッとしていました。食感は悪いです!
バターを取り込んだ小麦粉塊が、1箇所に固まって焼けた感じです。
切り分けた後に断面がこうなっていた場合は、1枚ずつラップをしてレンジすると食べられるようになりました!
レンジをした場合でも、生地の不均一さは食べるとバレます。
ダマになったケーキ生地をアレンジするやり方!
![](https://suemisa.com/wp-content/uploads/2019/11/26B1924E-9753-403E-8734-043A715D4A7A-500x372.jpeg)
小麦粉をいれてダマになってしまった時点で、
卵白をいれずに、そのまま溶かしバターを入れて、「クッキー生地」にしてしまいましょう。
ダマになって、丸いちっちゃな固まりできてしまっていても、
バターを加えることでグルテンの固まった構造を、変化させてくれるからです。
どのような変化かというと、
- 伸ばしやすく
- 伸ばしたときに切れにくい 変化です。
一度切れてしまったグルテンの塊たちを、再結合することはできませんが、
そのひとつひとつの塊を、めん棒で伸ばしやすくなるように
変化させることはできます。
ですので、ダマになった生地ができちゃったときには、
![](https://suemisa.com/wp-content/uploads/2019/11/903CD363-9E01-47BA-BF8A-8FE70950DA61-500x349.jpeg)
ちっちゃいクッキーをたくさん作って、美味しく食べましょうね!!
まとめ
![](https://suemisa.com/wp-content/uploads/2019/10/F8EE391C-B7BE-4643-935F-04756DFF7704-500x333.jpeg)
①ダマになる原因:小麦粉
* つくり手に「切り混ぜ」の技術がない場合もあるが、
材料を入れる順番でも起こりうる。
②グルテンが発生した生地で、ケーキをつくると?
![](https://suemisa.com/wp-content/uploads/2019/11/C9115963-A7ED-41B4-9539-BE5DE5F5C1FF-500x375.jpeg)
- ふわふわケーキにならない
- グルテン(黄色い塊)が点在した断面に。…生焼け状態ぽく
- 生地量が本来の1/2ほどに。
③ダマになった生地は、クッキー作りに方向転換しよう!
もし焼いてから気づいた場合は、一段ずつ切り分けてからラップをして、レンジして食べてみましょう♪
今回使用した3段ケーキ型はこちら。
シリコン型は、型バターを塗らなくても手で抜けるから便利です(^ ^)/
![](http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/cocotiya/cabinet/silicone/img62803203.jpg?_ex=128x128)
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